[コラム]コレって何ゴミ?発泡スチロールなどゴミ袋に入らないゴミの捨て方ガイド
2024.11.01
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目次
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はじめに:ゴミ分別の重要性とメリット
- ゴミ分別の基本と、なぜ正しく捨てることが大切か。誤った分別が環境に与える影響について。
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捨て方がわかりにくいアイテムの分別ガイド
- よくある疑問のアイテムについて、ゴミの種類別に具体的な捨て方や注意点を解説。
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リサイクルのすすめ:再利用でエコに貢献する方法
- リサイクル可能なアイテムを活用する方法や、地域ごとのリサイクル施設情報など。
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まとめ:困ったらどうする?分別に迷ったときの対処法
- 分別情報を調べる際の役立つサイトやアプリについての紹介。
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1. はじめに:ゴミ分別の重要性とメリット
ゴミの分別は私たちの環境保護に直結する重要な環境活動です。企業でも個人でもこの考え方は変わらず、日々世界のゴミ事情はひっ迫し続けており2050年には捨てる所が無くなってしまうと言われています。その為にもゴミは正しく分別し処理をする事で減量化に繋がり埋め立て量を減らすことが出来ます。しかし、日常生活で出るゴミの中には、どの分類に入るか迷ってしまうものも少なくありません。とくに、 ゴミ袋に入りにくいサイズやリサイクル可能かどうかが判断しにくいアイテム は分別が難しいものです。本記事では、「コレって何ゴミ?」と良くお問い合わせが来るものや皆様が疑問に感じる、代表的なゴミアイテムの正しい捨て方について解説します。
また、ちょっとした豆知識も踏まえてお伝えさせて頂きます。
2. 捨て方がわかりにくいアイテムの分別ガイドQ&A
それでは、ゴミ袋に入らない、もしくは捨て方が曖昧になりがちなアイテムについて、簡単にご説明します。
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発泡スチロール
これ、一番難しいやつです。良く個人様と企業様両方からお問い合わせを頂きます。
店舗経営やお店から出た魚や野菜が入った発泡スチロールは事業系一般系廃棄物です。廃プラ扱いです。
工場や梱包材で出たようなものに関しては産業廃棄物 廃プラスチック類扱いです。
取りあえず、弊社にご連絡頂ければ事業形態に沿って適切にご判断致しますのでお気軽にご連絡ください。
どちらも事業所から出るごみは家庭ごみで出さないでください。ルール違反になります。個人や家庭に関しては市区町村よりさらに下のレベルで対応が変わります。
例を出しますと
神奈川県横浜市金沢区ではプラスチック資源です。50cm以上は粗大ごみになる為、細かく砕くことを推奨されています。
神奈川県横浜市神奈川区ではプラスチック製容器包装です。”が”発泡スチロールそのままで購入した場合「燃やすごみ」です。
東京都大田区では資源ごみです。
東京都練馬区では燃えるゴミです。
東京都品川区ではプラスチック類です。
また、砕くのを推奨と非推奨の場所があります。本当に場所によってまちまちです。
もし処分の際は「自治体名の公式サイトの検索フォームで、”発泡スチロール”と検索してください」
弊社の様な記事が出てきてしまい恐縮ですが、最近情報にたどり着くのが難しいご時世になっておりますので参考になりましたら幸いです。ただ、注意点が御座いまして保冷材や新聞紙や酢などが付着したもの、色がついている物はリサイクルに適しません。
こういったものは処理費用が高くなる傾向があります。
また、最近youtubeでは”溶かして燃料にしよう”や”燃やそう”っていう方がいますが、大変危険なうえ違法です。
特にベンゼンなどの溶剤に溶かして可燃剤にする場合、有毒ガス及び火が消えないといった副作用が発生する事が多く、他のところに引火したり火が消えにくいといった特性や有毒ガスが発生します。大変危険ですので真似しないようにしてください。
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CD
一般的にCDは、自治体の分別により異なるものの、多くの場合「燃えるゴミ」や「不燃ごみ」や「プラスチックゴミ」に分類されます。 指摘すると何を言ってるのか分からないと言う顔をされる方が多いのですが、出す地域や市区町村によって異なりますので引越しされた際は注意が必要です。 昔はリサイクルできない為このような処理でしたが、最近では法整備が進み令和6年4月から東京都品川区や東京都板橋区ではCDは「資源プラスチック」の分類になります。 千葉県千葉市や神奈川県藤沢市ではCDは「不燃ごみ」になります 神奈川県横浜市や大阪府大阪市では「燃えるゴミ」になります。 京都府京都市では拠点回収をしており、このように各自治体・市区町村で処分の仕方が全く異なります。 上記の理由はCDに蒸着している反射面が影響していたり、近くの処分場の火力の差で不燃や可燃の差が出ております。 燃えるごみで廃棄できる地域には高火力な処分場があるかもしれません。興味があったら是非探してみてください。 -
フライパン
フライパンは「金属ゴミ」に分類される場合が多いですが、小型のものは「燃えないゴミ」や「金属ゴミ」として捨てられる地域もあります。 取っ手を外して30cm以下にすれば大抵は「燃えないゴミ」や「金属ゴミ」で捨てることが出来ます。 また、稀にフライパンを丸めて30cm以下にして金属ゴミで捨てる方もおりますが、危険ですので曲げ加工職人等のプロ以外の方は辞めてください。 素人が真似をすると破裂したり飛び出したりして危険です。 ちなみにですが陶器製のフライパンは金属ゴミに含まれることがあります。品川区では金属・ガラス・陶器が同じごみの扱いの為になります。 中華料理屋さんなどで移転や廃業などで大量にフライパンが廃棄で出る場合等はぜひアール・イー・ハヤシにご相談ください。 -
クリアファイル
プラスチック製のクリアファイルは、多くの自治体で「プラスチックゴミ」に分類されます。汚れがひどい場合は燃えるゴミです 汚れの度合いですがコーヒーがこぼれて居る、文字が掛かれている場合は燃えるゴミになります アスクルなどで回収プログラムもやっておりますが、シールが貼ってあったりすると受け取り拒否になります。 汚れがひどいクリアファイル等が大量にありましたらアール・イー・ハヤシにご連絡頂ければ適切に処理致しますので、お気軽にご連絡をください。お見積りは無料です。 -
ハンガー
プラスチック製や金属製のハンガーは素材によって異なり、プラスチックハンガーは「プラスチックゴミ」、金属製ハンガーは「燃えないゴミ」として扱われることが一般的です。 クリーニング屋がに引き取ってくれる場合も御座います。クリーニング屋さんより大量にあるから回収して欲しいとご依頼いただくことが御座います。大量にある場合、弊社でも処理可能で御座います。 「大量にあるのにそんなことしてる暇がない」「混ぜちゃって分別が面倒くさい!」って場合などは弊社にご連絡頂ければ、弊社リサイクルセンターにて手選別で分別を行いますのでお気軽にご連絡ください。 -
ダンボール
ダンボールはほぼすべての自治体で「資源ゴミ」として扱われます。きちんと解体してまとめるか、回収日に合わせて資源ゴミに出しましょう。 ただ、大量にある場合や引っ越しダンボールを引き受けてくれない自治体があると聞いております。その場合弊社にご連絡頂ければダンボールの回収も可能で御座います。実は、オフィスの移転等に関しては非常に得意な分野です。移転の引っ越し作業、残った残置物の廃棄などを纏めて行う事も可能ですので、使用したダンボールもその場で回収も行います。 ご依頼の際はお気軽にご相談ください。
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靴
革製や布製の靴は、「可燃ゴミ」として扱われる場合が多いです。地域の回収ボックスやリサイクル施設がある場合、寄付やリサイクルを検討しても良いでしょう。ゴム靴に関しても「可燃ごみ」として扱われます。ただ企業様のご依頼の場合は注意が必要で御座いまして、ゴム靴は「ゴムくず」ではなく「廃プラスチック類」になります ゴムくずは天然ゴムを原料をした廃棄物という規定があり、切り出したゴム屑はゴムくずですが、原料としている製品の場合は廃プラスチックとなります。 マニュフェストを記載の際は注意が必要です。 こういった分類方法が分からないなど御座いましたら、弊社にご連絡頂ければ適切な分類をご説明いたします。またお任せして頂くことも可能ですので分類に悩むことは御座いませんので 悩む時間を無駄にする前にまずご連絡ください!「タイヤが200本くらい、素材の分からないゴム靴が400足ぐらいあるんだけど…いくらぐらいかかります?」といった相談方法で大丈夫です。
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ヘアアイロン
電化製品であるヘアアイロンは「小型家電」としてのリサイクルが推奨されています。ただ、ほとんどの地域では不燃ゴミです。 小型家電回収ボックスというものが以前ありましたが、オリンピックのメダルを作ると言う意味で回収が強化されていたのもあり、2024年11月現在ではほとんどの場所で撤去されてしまいました。 品川区ですと現在は6か所しかなく、法人や団体様の回収は区では行っておりません。 此方に関しても、実は30cmを超えると粗大ゴミになります。だからと言って分解すると中に特殊冷材が使われて居たり蓄電池が使われているとスパークしケガや火事の原因になる為、絶対に分解はしないようにしてください。 また地域の回収ボックス、品川区の場合も25cm以上の大きさの物は粗大ごみ扱いになる為、レプロナイザーの様な大型のヘアドライヤーは粗大ごみ扱いになるので注意してください。美容室様などでドライヤーの買い替え更新や移転の際に古いのは捨てる場合など御座いましたら弊社にご連絡頂ければ一括で対応可能ですので、もしご予定がありましたらお尋ねください。 ただ、個人的な所感ですが良いドライヤーはヤフオクやメルカリで販売した方がパーツ取りで欲しがる方もおりますのでそちらのが売れると思います。
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水筒
プラスチック製の水筒は「プラスチックゴミ」、金属製の水筒は「燃えないゴミ」もしくは「小型金属」として分類されることが多いです。 部品を外し、材質ごとに分けて捨ててください。ふたを閉めたまま絶対に捨てないでください。まして中身を入れたまま捨てますと重量もかさみますし 場所によっては廃棄不可になる場合も御座います。身近には御座いますが何気に一番危ない物なので正しい捨て方で処分をしてください。 -
ヘルメット
コルク半やプラスチック製のヘルメットは「燃えないゴミ」として扱われる場合が多いです特にコルク半や半ヘルなどは材質が混合していたりする場合が御座います。個人の場合は燃えないゴミや粗大ゴミで済みますが 企業様でお出しする際は廃棄物処理業者にご依頼ください。弊社では扱えない事が御座いますが、扱えるグループ会社をご紹介する事は可能ですのでお気軽にご連絡ください。
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ゴミ袋
特殊なパターンです。引越しの際にゴミ袋を持って行ったが引っ越し先では指定のゴミ袋を使う必要があり、昔に買ったゴミ袋が使える処分するというケースがあるそうです。 ゴミ袋のそのもの自体を捨てる場合は材質次第になります。 最近ではバイオマスなどの素材などもあり、こういったものは燃えるごみで処分可能です。大抵のものはプラごみ扱いになります。
意外に欲しがる方は多いので、ジモティーで募集をかけるとすぐ引き取り手が決まったりします。
またイベント会場などでも需要があるので寄付を申し出ると引き取ってくれるかもしれません。 -
水切りかご
プラスチックや金属製の水切りかごは、実は多くは粗大ゴミです。 ただ、ネジ留めされて居たりワイヤーパーツだったりする場合、ばらばらにする事でそれぞれ「プラスチックゴミ」または「燃えないゴミ」として分別可能です。
意外に売るのも大変、捨てるのも大変、大きいからお金が掛かると言ったかなり捨てるのに困るものになります。
買う際は一生使うと考え、安い物よりもアルミ製などの錆びない良い物を買ったほうが結果安上がりに済むことが多いです。 -
栄養ドリンクの蓋やオロナミンCの蓋
金属製の蓋は「燃えないゴミ」や「資源ゴミ」に分けることが一般的です。ビン本体と分けて捨てると、資源のリサイクルに役立ちます。 -
ホワイトボード
小型のホワイトボードは「燃えないゴミ」として捨てることが多いですが、大型の場合は粗大ゴミ扱いになることがあります。 -
ラック
ラックは、金属やプラスチックに問わず、粗大ゴミもしくは弊社の様な処分業者への依頼が必要です。場合によっては買い替えでの無料引き取りがある場合がございます。 最近激安の家具が多いため気軽に買えてしまう印象ですが、家具は捨てる時が高いので買う際は値段で買うのではなく本当に必要か判断する事をお勧めします。
3. リサイクルのすすめ:再利用でエコに貢献する方法
実はリサイクルは資源から物を作るより加工や精製が発生する為、費用が高くなることがほとんどです。 環境には優しいから費用も安いと思われがちですが実は新品を作るより再生した方がコストが5倍かかると言われています。 環境を取るか、金額を取るか悩ましい所ですが技術はどんどん進化しておりますので、いつかは再生するほうが安い日が来るかもしれません。 アール・イー・ハヤシでは次世代に繋ぐ為、手選別も入れ徹底的な分別を行い費用や手間が掛かっても限りなく埋め立てになるものを減らす努力をしております。
メルカリやジモティーやラクマなどで物を売買する事でもリサイクルの一環になります。 こちらは、処分ではなく再度使われることにより、そもそもごみを発生させないエコな活動で御座います。ただ最近ではダンボール問題もあり一概に環境にいいかは難しい所です。
そういう事もあってかメルカリでは環境に配慮されたダンボールを販売するなど色々と考えられた施策をやられており、会社会社が一丸となって環境問題に取り組んでおります。
リサイクルというと聞こえがいいことが多いですが、環境に負荷が掛かるリサイクル・譲渡による環境負荷をかけない再利用・資源枯渇に対応するためのリサイクルなどリサイクルも様々御座います。また考え方もそれぞれです。ただどれも理由があって行われている事ですのでどれが良い悪いではなく、まずは取り組んでみていただきご自身で判断して納得のいくリサイクルをして頂くのが良いと思っております。
4. まとめ:困ったらどうする?分別に迷ったときの対処法
上記のように、捨て方がわかりにくいアイテムは、自治体によって様々なことが多いです。人に聞いたから正解ではなく各自治体で必ず確認しましょう。 最近はAIで記載された情報サイトで嘘が書かれている例を多く見受けます。そういった記事に惑わされないように弊社でもこういった記事の公開を始めました。 ※電池は燃えないゴミでOKとか記載している所があります、本当に危険なので注意してください。 他に気になるものや記事にして欲しいものがありましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。もちろんご依頼もお待ちしております。