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[ニュース] ハリス氏VSトランプ氏:注目の「環境問題」で真っ向対立!気候変動を巡るアメリカ大統領選の行方

2024.10.30

ハリス氏VSトランプ氏:注目の「環境問題」で真っ向対立!気候変動を巡るアメリカ大統領選の行方

2024年の米大統領選は気候変動が重要な争点となっており、カマラ・ハリス氏とドナルド・トランプ氏の立場は大きく分かれています。
近年、酷暑や豪雨といった異常気象や壊滅的な自然災害が多発するなか、気候政策の方向性が次期大統領に選ばれる人物によって大きく左右される可能性があります。

カマラ・ハリス氏の環境政策:持続可能な未来への投資を重視

気候変動を「現在進行形の脅威」と位置づけるハリス氏は、副大統領在任中にクリーンエネルギーへの投資を推進。2022年にはインフレ抑制法(IRA)を成立させ、3690億ドルを気候変動対策に投入しました。
専門家によると、この法律により2035年までに米国の温室効果ガス排出量が2005年比で43~48%削減される見通しです。

また、ハリス氏は2030年までに100%カーボンニュートラルな電力を実現し、2045年までに経済全体でのカーボンニュートラルを達成する計画を掲げています。COP28でもクリーンエネルギーの推進を呼びかけ、気候変動の影響緩和に向けた国際協力を訴えました。

トランプ氏の環境政策:気候変動への懐疑と規制撤廃

一方、トランプ氏は人為的な気候変動への懐疑論を繰り返し、2020年にパリ協定からの脱退を実行。
気候変動問題を「でっちあげ」として軽視し、環境保護庁(EPA)の規制を100件以上撤廃しました。2024年の選挙においても気候関連支出を抑制し、クリーンエネルギー関連の予算を再分配する方針を示しています。

トランプ氏は、環境保護庁にも気候変動懐疑派の人物を起用。彼の政権下で、アメリカの気候政策は撤廃の方向に大きく舵を切りました。

気候問題で真っ向から対立 – 今後のアメリカと世界に与える影響

ハリス氏とトランプ氏の対立は、気候変動政策においても一層際立っており、次期大統領がどちらになるかによって、米国のみならず、地球全体の気候対策が左右されることでしょう。

[参考]
Yahoo!ニュース:ハリス氏 V.S トランプ氏、注目の「環境問題」については真逆のスタンスか…。今後の気候問題が”大きく揺れる”一戦に

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