[コラム]5R(5アール)とはなにか?[小学生にもわかりやすく!]
2024.06.17
5R(5アール)とはなにか?[小学生向け]
今日は、地球を守るための大切なルール「5R」についてお話しします。
5Rは、環境を守るために私たちができることをまとめたものです。それぞれの「R」が何を意味しているのか、そしてそれをどうやって実践するのかを具体例を交えて説明しますね。
5Rは誰が作ったの?
5Rは特定の個人や組織が最初に提唱したものではなく、環境保護のための取り組みの進化として自然に生まれたものです。
みんなが「どうしたらゴミを減らして地球を守ることができるかな?」と考えた結果、生まれたのが今から説明するの5つの方法になります。
1. Refuse(リフューズ:拒否する)
まず最初のRは「Refuse」です。これは、いらないものを拒否することを意味します。たとえば、スーパーでプラスチックの袋をもらわずに、自分のエコバッグを持っていくことです。
プラスチックの袋は使い捨てられることが多く、自然に戻るまでに長い時間がかかります。だからこそ、最初からもらわないようにすることでゴミを減らすことができます。
具体例:
- スーパーに行くときは、エコバッグを持っていきましょう。
- お店で無料でもらえるおまけが本当に必要か考えてみましょう。
2. Reduce(リデュース:減らす)
次のRは「Reduce」です。これは、使うものを減らすことを意味します。
たとえば、シャワーの時間を短くすることで水を節約したり、買い物をするときに本当に必要なものだけを買うようにすることです。
使うものを減らすことで、資源の無駄遣いを防ぐことができます。
具体例:
- シャワーを5分以内にする。
- 食事をする時に、自分が食べきれる量だけをよそる。
3. Reuse(リユース:再利用する)
三つ目のRは「Reuse」です。これは、いちど使ったものをもういちど使うことを意味します。
たとえば、ペットボトルを使い捨てるのではなく、洗って水筒の代わりに使うことです。リユースすることで、ゴミを減らすだけでなく、ものの価値を最大限に生かすことができます。
具体例:
- ペットボトルを花瓶にする。
- 古いTシャツを掃除用の布にする。
4. Recycle(リサイクル:再生利用する)
四つ目のRは「Recycle」です。 これは、使い終わったものを新しいものに生まれ変わらせることです。
たとえば、紙をリサイクルして新しい紙にすることや、アルミ缶をリサイクルして新しい缶を作ることです。リサイクルすることで、資源の無駄を減らし、環境を守ることができます。
具体例:
- ゴミを捨てる前に、リサイクルできるか確認する。
- リサイクルセンターに使い終わった電池や電子機器を持っていく。
5. Rot(ロット:堆肥化する)
最後のRは「Rot」です。 これは、生ごみなどを堆肥にすることを意味します。
堆肥にすることで、土に戻し、新しい植物を育てるための栄養にすることができます。 家庭でコンポストを作って、生ごみを堆肥にすることができます。
具体例:
- 家庭菜園をしている場合、生ごみをコンポストにして肥料にする。
- 落ち葉や草を集めて、堆肥にする。
5Rの実践方法
ここまでで5Rの意味がわかりましたね。
次は、これらのルールを日常生活でどのように実践するかをもうすこし詳しく見ていきましょう。
自分の持ちものを見直す
まず、自分が持っているものや使っているものを見直してみましょう。
たとえば、文房具やおもちゃ、服などです。それらが本当に必要なものか、無駄にしているものがないかを確認してみましょう。
チェックリスト:
- 毎日使っているものは何ですか?
- 1ヶ月以上使っていないものはありますか?
- 使わないものはどうすればリユースやリサイクルできますか?
家庭でできる5Rの取り組み
家庭でできる5Rの取り組みもたくさんあります。家族といっしょに話し合って、どのように実践するかを決めましょう。
具体例:
- 毎週1日は「ゴミゼロデー」を設定し、使い捨てのものを使わないようにする。
- 家庭内でリサイクルステーションを作り、リサイクルできるものを分別する。
- 生ごみをコンポストにして、家庭菜園の肥料にする。
学校でできる5Rの取り組み
学校でも5Rを実践することができます。クラスや学校全体で取り組むことで、より大きな効果が期待できます。
具体例:
- 学校にリサイクルボックスを設置し、紙やプラスチックを分別する。
- エコクラブを作り、5Rの活動を推進する。
- 学校のイベントで、使い捨てのものを減らす取り組みをする。
5Rを学ぶことで得られるもの
5Rを学び、実践することで私たちが得られるものはたくさんあります。
まず第一に、環境を守ることができます。ゴミを減らし、資源を大切にすることで、未来の地球を守ることができます。
また、5Rを実践することで、自分自身の生活も豊かになります。無駄を減らすことで、お金の節約にもなりますし、ものを大切にする心も育ちます。
まとめ
さて、今日は「5R」について学びました。Refuse(リフューズ:拒否する)、Reduce(リデュース:減らす)、Reuse(リユース:再利用する)、Recycle(リサイクル:再生利用する)、そしてRot(ロット:堆肥化する)の5つのRです。
これらを実践することで、私たちの生活がどれほど環境に優しくなるか、すこしでも理解してもらえたら嬉しいです。
みなさんも、今日からすこしずつ5Rを実践してみましょう!
家族や友達といっしょに取り組むことで、さらに楽しく、効果的に進められると思います。
夏休みの宿題や自由研究で5Rをテーマにレポートをかくのも良いでしょう。
地球を守るために、みなさんの力を貸してくださいね!
株式会社アール・イー・ハヤシは5Rに取り組んでいます。
著者紹介
名前: 中林 一樹(なかばやし かずき)
プロフィール
2014年より株式会社アール・イー・ハヤシに入社。以降10年間、産業廃棄物管理のスペシャリストとして従事。
産業廃棄物の処理とリサイクルに関する豊富な経験を持ち、環境保護に対する深い知識と情熱を持っています。
現在も、株式会社アール・イー・ハヤシの管理部門で環境管理責任者として、日々業務に励んでいます。