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[コラム]意外と夏に多い!?スプレー缶の捨て方!

2024.06.12

スプレー缶_捨て方

意外と夏に多い!?スプレー缶の捨て方!

 

暑い夏が目前までやってきましたね。
夏と言えば、消臭スプレーや虫よけスプレーなど、さまざまなスプレー缶製品を使う機会が増える季節です。
しかし、使用後にどうやって捨てれば良いのか悩むことはありませんか?
今回は、スプレー缶の正しい捨て方について詳しくご紹介します。適切な捨て方を知ることで、安全に処理することができます。

スプレー缶の種類と用途

まずは、スプレー缶にはどのような種類があるのか見てみましょう。一般的に使われるスプレー缶は以下のようなものがあります。

  • 消臭スプレー:お部屋やトイレ、車内などの臭いを消すためのスプレー。
  • 制汗スプレー:体の汗や臭いを抑えてくれるスプレー。
  • 冷却スプレー:肌の熱を下げて、けがの痛みを緩和したり、熱中症予防などをしてくれるスプレー。
  • 虫よけスプレー:夏場の蚊や虫刺されを防ぐためのスプレー。
  • ヘアスプレー:髪をセットするためのスプレー。
  • 防臭・抗菌スプレー:衣類や靴などの臭いや菌を防ぐためのスプレー。
  • ペイントスプレー:DIYや工芸品の塗装に使われるスプレー。

これらのスプレー缶は、使用後に正しく処理しないと、環境への影響や安全面での問題が生じる可能性があります。では、具体的にどのように捨てるべきか見ていきましょう。

スプレー缶の捨て方:基本のステップ

スプレー缶を捨てる際には、いくつかの基本的なステップを踏む必要があります。

1. 中身を完全に使い切る

スプレー缶を捨てる前に、中身を完全に使い切ることが重要です。
通常の使用方法で使い切ったあとは、使用後にスプレー缶を逆さまにして、最後まで噴射し、残りがないか確認してください。
残量がある状態で捨てると、破裂や火災の危険性が高まります。

中身が残っている場合

[注意]必ず屋外の風通しの良い場所で行うこと

  • 空気中に噴出して出し切る 
    一度に大量の散布をすると健康や環境に悪影響を及ぼす場合もあるので、小分けにして散布しましょう
  • 新聞紙やいらない布などに噴き付ける
    カラースプレーなど、空気中に散布できないスプレーは新聞紙などに噴き付けます。
    周囲に散ってしまう心配があれば、新聞紙などをナイロン袋に入れて行うと良いでしょう。

2. スプレー缶に穴を開ける(自治体によって異なります)

※自治体によっては「穴をあけない」と指定している場合もあります。
 自治体ごとのルールを確認し、従ってください。

中身を使い切ったスプレー缶には、穴を開ける必要があります。スプレー缶の側面にある指定された位置に穴を開けましょう。
これは、ガスが完全に抜けることを確認するためです。専用の穴開け器具を使うこともあります。
尚、作業する際は必ず屋外の風通しの良い場所で行ってください。

POINT

ここで重要なポイントはスプレーを空にしたり穴あけを行う場所は必ず屋外の風通しの良い場所を指定している点です。
正しい場所で処理を行わないと、深刻な事故につながる場合があります。

【札幌市豊平区でのスプレー缶爆発事故】

2018年12月、札幌市豊平区の不動産仲介店舗で消臭スプレー缶を100本以上室内で噴射し、ガスが充満したことが原因で大規模な爆発が発生しました。
この事故により52人が重軽傷を負い、周囲の建物や車両にも被害が及びました​ (Wikipedia)​​

3. 分別して捨てる

穴を開けたスプレー缶は、地域のゴミ分別ルールに従って捨てます。
一般的には、スプレー缶は「資源ゴミ」や「危険ゴミ」として扱われることが多いです。地域の自治体の指示に従い、適切に分別して出しましょう。

スプレー缶の捨て方:注意点

スプレー缶を捨てる際には、いくつかの注意点があります。

注意点

  • 火気厳禁:スプレー缶は非常に可燃性が高いため、火気の近くでは絶対に作業しないでください。
  • 屋外作業:ガスが漏れる可能性があるため、必ず屋外の風通しの良い場所で作業を行ってください。
  • 保護具着用:穴を開ける際や残った中身を出し切る際には安全に配慮し、手袋やマスク、保護メガネの着用を推奨します。

スプレー缶の捨て方に関するFAQ

最後に、スプレー缶の捨て方についてよくある質問に答えてみましょう。

Q1: スプレー缶に穴を開けるのが怖いです。どうしたら良いですか?

A1: 穴を開けることに不安を感じる場合は、無理に自分で行わず、自治体のゴミ処理センターに相談してください。専門の回収業者に依頼するのも一つの手です。

Q2: スプレー缶をまとめて大量に処分する場合はどうすれば良いですか?

A3: 大量にスプレー缶を処分する場合は、事前に自治体の回収センターに連絡し、適切な処理方法を確認してください。特別な回収日を設けている場合もあります。

まとめ

スプレー缶の正しい捨て方についてご紹介しました。
夏になると増えるスプレー缶製品ですが、適切に処理することで安全に処分することができます。
みなさんも正しいスプレー缶の捨て方を実践して、クリーンな夏を過ごしましょう!

今回ご紹介したスプレー缶をはじめ、廃棄物に関するお悩みは産業廃棄物のプロフェッショナルであるアール・イー・ハヤシにおまかせください。
創業50年を超える当社では経験と知識豊富なスタッフが、皆さんのお悩みを解決します。お気軽にお問い合わせください。

著者紹介

 

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名前: 中林 一樹(なかばやし かずき)

プロフィール

2014年より株式会社アール・イー・ハヤシに入社。以降10年間、産業廃棄物管理のスペシャリストとして従事。
産業廃棄物の処理とリサイクルに関する豊富な経験を持ち、環境保護に対する深い知識と情熱を持っています。
現在も、株式会社アール・イー・ハヤシの管理部門で環境管理責任者として、日々業務に励んでいます。

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